ペーパーレスが叫ばれて久しく経ちますが、まだまだ、大学や企業では多くの紙が消費されています。この大きな部分をプリンタからの印刷で消費されています。
これらのコピー用紙(プリンタ用紙)は何処から来ているのでしょうか。実際に日本で販売されているコピー用紙には原産国まで記載されていません。中には違法に伐採された熱帯雨林の木材から生産されたものも含まれます。また、熱帯雨林を伐採した木材でなくとも、木材を生産するため、もともと熱帯雨林だった土地を伐採し、植林により人工林となったものを伐採し、その土地を利用して、何度も植林と伐採を繰り返して生産されたものかもしれません。要するに木材を生産する土地を確保するため、熱帯雨林がどんどん消滅し、代わりに人工林が作り出されているのが現状です。
この問題は自然資源の経済的有効利用を考える人たちと、本来あるべき自然の熱帯雨林をそこに住む動物たちも含めて守っていこうという人たちの間でのせめぎあいとなります。どちらが正しい、どちらが正義であるという議論をし始めるとそれぞれに言い分があります。
弊社の考えとしては、熱帯雨林などの自然林を残すべきという考えに立っております。自然林から人工林に変えてしまうことにより、間違いなく地球環境に変化をもたらします。自然の熱帯雨林を減らさないためには紙の需要をこれ以上増やさない、できれば減らしていくということが重要になります。
- これ以上、開発の名のもとに自然林を減らさせない。
- 需要を減らすことにより、人工林の野放図な拡大を止める。
- すでに砂漠化が起こっている地域には植林により少しでも環境を改善する。
まずは自社での紙の使用量を把握し、本当に必要な枚数を予測し、それに向けて管理して行くということが重要です。例えば会議のためにパワーポイントを人数分印刷するなど、愚の骨頂です。A4用紙1枚に要点だけを書いたAgendaを配布し、詳細はプロジェクタで画面に表示するだけで、大幅な枚数削減が出来ます。
まずは現状把握。COSYでは無料のプリント枚数カウントツールも配布しています。ぜひ、お問い合わせを。