ChromeBook からの印刷にGoogleクラウドプリントは不要。ICカード認証は?

プリントサーバを設置することにより、Googleクラウド印刷を使わずに印刷するようにプリント環境を構成することは可能ですが、残念ながら、メーカーが提供するICカードによる認証印刷は使えなくなります。

なぜ?

プリントサーバからプリンタにジョブが送られるとき、誰が印刷したのかというオーナー情報が欠落してしまうからです。オーナー情報がすべてプリントサーバの管理者アカウントで送られてしまうため、すべて、Administratorが印刷したということになってしまいます。

機器側は来るジョブ、来るジョブ、すべてAdministratorと認識してしまうので、LDAPやADサーバとの認証をしても、実際に印刷したユーザーが誰かわからないため、その個人に紐つけられたICカードでは認証できなくなってしまいます。これは、社内サーバを立てた場合だけでなく、Google Cloud Printを使った場合も同様です。

PaperCut MFのモビリティープリント機能を使えば、サーバ側で誰が印刷したジョブかを把握できるため、機器側でICカード認証が出来るだけでなく、瞬時にカードのユーザー情報を特定し、いつ、だれが、何ページ、カラーで印刷した。という情報を記録することができます。

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