企業において、高度な業務用ITシステム同様、ドキュメントのプリントシステムについても環境を整える必要があります。
*活用が進むDaaS環境からのセキュアなローカル印刷へのデータ受渡し
*クラウドサービスの活用が進む中、社外でのプリントへの対応
*サテライトオフィス、自宅で仕事をする場合のプリントセキュリティー対策
*プロジェクトごとのプリントコストの原価算入
*マルチベンダ環境への対応
*残存プリントデータの確実な消去とともにプリントログの保管
VDI、DaaS、Microsoft Azure Desktop環境への対応
仕事場所を選ばないIT環境に移行するため、企業の環境はVirtual Desktopシステムへ移行してきています。一方でプリンタ環境はローカルオフィスのネットワークに接続され、直接インターネット経由で印刷するのはかなり困難です。
シェアオフィス向けソリューション
シェアオフィス、コワーキングスペースでも、プリンター器機の設置は必須になってきております。必要要件としては以下の要件が挙げられます。
- 簡単な仕組みでの課金プリントの提供
- スプーラに残ったデータの定期的な削除
- 会員ICカードでの認証印刷
- タブレット、スマホからの印刷及び課金
- ドライバレス印刷(ドライバ設定不要)の仕組み
- クラウド印刷
異なる企業がシェアするオフィスでは、印刷失敗した文書が本人不在の環境で印刷されるということが絶対無いことが必須となってきます。情報漏えいの原因がシェアオフィスのプリンタであった。ということが無いように対策を講じて置くことが必要です。必ず、一定時間経過後、もしくは、プリンタがエラー発生時、スプーラにたまっているジョブを削除する対策は必須です。
機器コスト管理とレポーティング
大きな大学、企業では、複数のキャンパス、校舎、拠点を持っており、いろいろなところにプリンタが配備されています。これらのプリンタのコスト集計、稼働状況を常時管理することはIT管理者にとっては大きな負担となります。また、導入プリンタのメーカーが異なる場合、各メーカーのツールを使う必要があり、一元的に管理するのは、困難です。マルチベンダ対応のツールを使って、プリンタの使用状態を監視して行くことが重要になります。
KPAX マルチベンダプリンタ、複合機の印刷枚数集計、自動コスト計算ツール
セキュリティー対策
ICカードを使った認証プリントは印刷文書の放置、紛失を防ぐ非常に有効な手段ですが、限られたメーカー、製品でしか使えません。また、各メーカーごとのソフトウエアツールを導入しなければならず、いろいろなメーカーの機種が有ったり、そもそもそのような機能に対応していない単機能のプリンタが使われているオフィスがほとんどではないでしょうか。
PaperCut MFとElatec ネットワークカードリーダの組み合わせで、簡単に今お使いのプリンタでカード認証印刷機能が実現できます。また、ICカードだけでなく、RFIDタグ、指紋認証にも対応できます。RFIDタグはステッカー(シール)状の物も多く販売されており、ICの入っていないプラスチックカードや紙のカードにタグを張り付けるだけで、認証用のカードに使えます。
クラウドプリント対応
昨今、働き方の自由度を上げるため、オフィス外ても通常業務が安全に行われることが求められてきています。クラウド上に貴社専用のプリントサーバを設置することにより貴社のプリントジョブを管理するという対策が非常に有効です。
PaperCut Pocket
中小企業向けクラウド印刷管理システムです。プリント管理サーバをクラウド上に置くことにより社内のプリントジョブの流れを管理することが出来ます。また、コスト集計、一律のプリントポリシーの適用などが可能です。