コロナ禍の影響で多くの大学ではリモート授業と対面授業の両方への対応を余儀なくされています。

対面とリモートのハイブリッド授業実施による課題

プリンタにより紙へ資料、レポートを印刷しなければならない場合、自宅にプリンタを購入するか、大学へ来たときにプリンタから出力することになります。一方で自宅にプリンタが無い学生にとっては、大学へ行った時にしか印刷できなくなるため、非常に不便な対応を強いられています。

コンビニエンスストアでの印刷とその課題

これを解決するために一部の大学ではコンビニエンスストアのプリントサービスを希望学生に提供し、その費用を負担する対応を取っています。この場合、1学生ごとにアカウントを開設し、毎月のプリントに関する支払いだけでなく固定会費の支払いも発生し、経済的に非常に重い負担となっております。一時的な対応ならまだしも、これを継続して行くことはどれだけ印刷されるかわからない状態では、予算的に困難になることが考えられます。継続運用するにはなんらかの管理をしなければならなくなります。

PaperCut コンビニ連携ツールを使ってこう解決

「PaperCut コンビニ連携ツール」を導入することにより、学内で学内プリンタ管理用に設置してあるPaperCut Plus, MF サーバーにコンビニでの印刷履歴を定期的にインポートすることにより、プリントコストを適切に学生に振り分けることが出来ます。

PaperCut を使うと以下のような管理が可能になります。

  • 年度はじめに各学生に400ポイント、大学院生、法学部学生には600ポイントの無料印刷ポイントを付与し、そのポイントの範囲内で自由に大学構内のプリンタへのプリント、コンビニエンスストアでのプリントに使えるようにします。
  • 付与ポイントを使い切った学生にはプリペイドカード500ポイント(税抜き500円で販売)を購入してもらい、印刷するごとに以下のポイントが消費されるむね通知徹底します。
  • 学内プリンタ: モノクロA4 5ポイント消費、カラー10ポイント消費
  • コンビニでの印刷:モノクロA4 10ポイント消費、カラー60ポイント消費(高めに設定することにより受益者負担の原則を作る)
  • ポイント残高がマイナスになった場合は追加プリペイドカードを購入して清算。清算が終わっていない学生は一定期間経過後、コンビニでの印刷アカウントを停止
  • 大学のコンビニ印刷に対する負担は100%減りませんが、多く印刷する学生にはその応分を負担してもらい、全学生に対して公平な運用を進めることが出来ます。