プリンターから書類を印刷する時、安全、確実に印刷指示者が書類を受け取れるように、プリンタにICカードリーダを接続してカードによる認証を行って初めて印刷が開始されるように構成されたシステムです。
認証印刷を実現する方法としては以下の2種類が考えられます。
- プリンタドライバ側で何らかのID情報を設定し、それを組込み、プリントデータと一緒にプリンタへ送り込む方法
- Windowsの属性情報からプリントキューでどのPCから送られたものかを認識し、それと認証サーバ(AD,LDAP)の情報を突き合わせることにより識別する方法
また、認証プリントを実施するには、一時的にプリントデータを保持、順番待ちさせる必要があります。この保管場所として、プリントデータをプリントサーバもしくは、クライアントPCのプリントキューで停止する場合と、プリンタに送られたあと、プリンタ内部の記憶領域(HDD,SSD)にてプリントデータをバッファに保管し、認証が通った時点で当該データをプリンタ側でレンダリングし、印刷する方法があります。
認証印刷とプルプリント(狭義のオンデマンド印刷)の違い
混同される事が多いのですが、通常の認証印刷とは、印刷時にどのプリンタから出力するのか、決め打ちでプリントデータを送られる場合を指します。つまり、印刷指示したあとはプリンタを変更できないものです。一方、オンデマンド、プル印刷、Find Me Printと呼ばれる技術では、いったんプリントサーバなどで、保持し、その時点ではどのプリンタから出力されるか決められていません。認証したプリンタに認証後、プリントデータを当該プリンタのIPアドレスに向けて送信します。